社会福祉協議会の歩み
県下2番目の法人化
袖ケ浦市社会福祉協議会は昭和41年11月に社会福祉法人として認可されました。千葉県下の社協では同年8月の船橋市社協の認可に次ぐ2番目の法人化でした。
設立当初は町役場の一角に事務所を置いていましたが、昭和54年に老人福祉会館が開設し、同会館内に事務所を移転しました。
昭和56年には、ひとり暮らし老人への給食サービスを開始し、本格的な地域福祉事業を展開することとなりました。昭和61年に小地域活動の基盤となる町全域を対象とする基本福祉圏を設置し、同年、小地域福祉活動の組織第1 号である昭和地区小域福祉圏が誕生しました。以後平成元年までに平岡地区・長浦地区・根形地区・中川富岡地区の小域福祉圏が相次いで設置され、町内すべての地区で小地域福祉活動がスタートしました。

袖ケ浦市社会福祉協議会へ
袖ケ浦町は平成3年4月1日をもって市制が施行され「袖ケ浦市」となり、本会の名称も「袖ケ浦市社会福祉協議会」と改まりました。同時に、地域福祉推進の拠点となる袖ケ浦市社会福祉センターが開設し、同センター内に事務局を移転しました。この年度は市からの受託事業が多数開始された年度でもあります。福祉作業所開設に伴う管理運営の受託や福祉バス「ゆうあい号」・福祉カー「ふれあい号」の管理運営を受託しました。また、福祉関係者が一堂に会する「第1 回地域福祉大会」の開催や将来にわたって安定した福祉の推進を図るための「福祉基金」の設置などの大きな動きがありました。
ボランティアセンターの開設
平成4年度は、ボランティアコーディネーター7名の委嘱とともに、ボランティアセンターを開設し、市民が参加する福祉の基礎を築きました。また、平成5年度には第1回福祉バザーを開始し、予想を大きく上回る収益を上げ、同時に市民に社協事業を理解してもらえるきっかけとなりました。
事業の展開と地域ぐるみ福祉体制の整備
その後、常勤ボランティアコーディネーターの設置・ガイドヘルプボランティア派遣の開始(平成7年度)、通院移送サービスの開始(平成8年度)、電話訪問サービス(ほっとテレホンサービス)の開始(平成9年度)、根形小学校区放課後児童クラブの開設(平成10年度)と着実に事業を展開するとともに、平成11年度には市内全域5地区に地区社協が設置完了し地域ぐるみ福祉体制の整備がなされています。
新世紀改革の時代へ
社会福祉法人袖ケ浦市社会福祉協議会は、法人認可を得て50年を迎えました。介護保険制度の導入など社会福祉制度が行政による一方的な措置の時代から利用者本位の選択の時代へと変換していくもとで、公的なサービス提供者として、また地域福祉の調整機関として、袖ケ浦市の福祉推進の中での役割は従来以上に比重を増してきています。
| 昭和41年度 | 社会福祉法人設立認可 事務局を役場内設置 |
| 心配ごと相談等事業を実施(中央・平川) | |
| 45年度 | 福祉だより第1 号発行 |
| 53年度 | 袖ケ浦町老人福祉会館オープン(受託) |
| 事務局を老人福祉会館に移転 | |
| 56年度 | ひとり暮らし高齢者への給食サービスを開始 |
| ボランティアだより第1 号を発行 | |
| 57年度 | 心身障害者激励会開始 |
| 61年度 | 基本福祉圏及び昭和小域福祉圏設置 |
| 62年度 | 平岡地区小域福祉圏設置 |
| 長浦地区小域福祉圏設置 | |
| 平成元年度 | 根形地区及び中川・富岡地区小域福祉圏設置 町内全域に設置完了 |
| 3年度 | 袖ケ浦市社会福祉協議会に名称を変更 |
| 袖ケ浦市社会福祉センターオープン(受託) | |
| 事務局を袖ケ浦市社会福祉センターに移転 | |
| 袖ケ浦市福祉作業所オープン(受託) | |
| 福祉バス・福祉カー管理運営を受託 | |
| 第1 回袖ケ浦市地域福祉大会を開催 | |
| 福祉基金を設置し、基金体制を確立 | |
| 4年度 | ボランティアセンターを開設・コーディネーター7名委嘱 |
| 地区敬老会開始 | |
| 5年度 | 長浦行政センター内に心配ごと相談所を開設 |
| 第1回福祉バザーを開催 | |
| 6年度 | 在宅福祉活動専門委員設置 |
| 全国社会福祉協議会「優良社会福祉協議会章」受賞 | |
| 阪神・淡路大震災被災地に救援物資を輸送 | |
| 7年度 | 常勤ボランティアコーディネーター設置 |
| 手話講座を開始 | |
| ガイドヘルプボランティア派遣事業開始 | |
| 8年度 | 通院移送サービス事業の開始 |
| 9年度 | 電話訪問サービス事業(ほっとテレホンサービス)の開始 |
| ふれあいマップづくり事業開始 | |
| 10年度 | 根形小学校区放課後児童クラブ開設 |
| 11年度 | 市内全域に5 地区社会福祉協議会設置完了 |
| 地域福祉権利擁護事業開始 | |
| 12年度 | 訪問介護(ホームヘルプ)事業の開始 |
| (1)介護保険法指定訪問介護事業者となる | |
| (2)介護保険法非該当の訪問介護開始(受託) | |
| 袖ケ浦市福祉作業所第二うぐいす園オープン(受託) | |
| 13年度 | 生きがい活動支援通所事業(1か所目・場所:老人福祉会館)開始(受託) |
| 14年度 | 福祉バザー第10回を以て終了 |
| 15年度 | 支援費制度訪問介護開始 |
| 16年度 | 老人福祉会館内(四季の湯)を終了 |
| 地区社会福祉協議会のあり方に関する検討委員会を設置 | |
| 18年度 | 福祉作業所で児童デイサービス開始 |
| 障害者自立支援法訪問介護開始 | |
| 移動支援事業開始(受託) | |
| 介護予防事業(シニア元気塾)開始(受託) | |
| 中川小学校区放課後児童クラブ開設 | |
| 生きがい活動支援通所事業(2ヵ所目・場所:平岡公民館)開始(受託) | |
| 19年度 | 民生委員児童委員事務局移管 |
| 根形小学校区放課後児童クラブ 根形保育所内から旧JA根形支店へ移転 | |
| 第1回ボランティア大会開催 | |
| 介護予防訪問介護開始 | |
| 20年度 | 第1回地域福祉フェスタ開催 |
| 21年度 | ファミリーサポートセンター開設(受託) |
| 23年度 | 介護予防事業終了 |
| 24年度 | 蔵波地区社会福祉協議会設置 |
| 25年度末 | ファミリーサポートセンター事業受託終了 |
| 26年度末 | 福祉作業所運営終了 |
| 27年度 | 日常生活自立支援事業受託 |
| 30年度 | 生活支援体制整備事業受託 |
| 老人福祉会館受託終了 | |
| 令和元年度 | 訪問介護事業終了 |
| 2年度 | 法人後見事業開始 |
| 放課後児童クラブ運営終了 | |
| 4年度 | 成年後見制度利用促進体制整備推進事業(受託) |
| 5年度 | 重層的支援体制整備事業(一部受託) |